猫語を知ろう!② 「耳の言葉」

スコティッシュフォールドやマンチカンなどで垂れ耳の猫もいますが、多くの猫は立ち耳です。

愛猫の正面顔を撮影した時、耳がどちらに向いているのかチェックしてみてください。

 

まっすぐ正面を向いて耳が立っていて、耳に力が入っていない穏やかな表情の時は、平常心の落ち着いた状態です。

 

そんな耳が何かの物音などに反応すると、耳の先の房毛とともにピンと立ち、その音の方向を向きます。顔も耳もそちらに向いたら、その音が気になったという証拠ですね。ただし、顔向きは変わらず耳だけが少し動くような場合は、音の情報収集程度で、また平常心の耳に戻ります。

 

猫が怖いと判断した時は、カラダ全体に力が入り、耳がペタンとたたんだ状態になります。通称イカ耳と呼ばれる猫の耳が横に引っ張られたように見える状態は、注意が必要です。

 

特に耳が反り返って、三日月型になっているのならば、かなり怒っていて、攻撃する可能性もあります。猫の威嚇シーンでよく目にする耳のカタチなので気をつけましょう。また、イカ耳でも反り返らず半月型で弧が下を向いている時は、不安や緊張の状態だと考えられています。ただし、リラックスした状態でも、耳が少しだけ外側を向いていることもあります。

 

愛猫が寝ているシーンやウトウトしているシーンなど、写真に撮って「うちの子」の耳のカタチをチェックしてみましょう。